EFFORT
私達は豊かな国、日本で生まれ「先進国」という環境の中で生活しています。
日本の周りには「発展途上国」に生まれ、生きるために、生活していくために、最低限の必需品さえ満足に得られない子どもたちが大勢います。
どこの国、どこの地域に住んでる人も、私たちと同じ地球に住むひとりの市民です。
1999年、札幌の塗装組合青年部会は10周年の記念式典や記念誌の発行を辞め、その予算でタイの貧しい農村の小さな学校に図書館を寄贈し、メンバー自らが現地に赴き自分たちの手で寄贈した図書館に仕上塗装をする「国際協力ボランティア事業」を行いました。
それから今日まで10棟の図書館を建設し、札幌の塗装組合ではこの「国際協力ボランティア事業」を継続しております。
子どもたちにも図書館の塗装作業を体験してもらい、一緒に作り上げております。
タイは農業国から近代的工業先進国へと、目覚ましい高度成長を遂げてきましたが、急激な成長のひずみは環境破壊や貧富の差など様々な社会問題となって現れてきています。
子ども達は学校に行くこともできず、字も読めず、人としての生き方も学ぶことができず、ただただ、日々生きていくことに奔走しています。そんな子ども達が「本」を読むことで喜び、悲しみ、怒り、恐怖、驚きなど様々な感情を体験し、そして様々な書物に触れ、様々な知識を身につけ、想像力を伸ばすことが出来ると考えております。